【+1】対処法
<文章> +1 <体験> 0 <得点> +1
「超」怖い話やこの大会の多くの文章とは大分異質の文体である。
ただ、これもありかな、という気がする。かえって新鮮かも。
しかも途中の段落で「た」が続いてしまってややリズムを欠くものの、描写も
概ね適切で判り易い。
一方、怪の方は残念ながら弱い。
ラップ音は怪の前兆現象みたいなものだから怪談インフレの激しい昨今では
それだけで満足させよう、というのは難しい。これは自然現象であって怪では
ない、というトラップもあるし。
このトラップに関しては人の声で止まる、という人為的な力が加わることで
超自然の方に振れてはいる。
ただ、これも一度だけでは偶然では、という疑いを拭い切れない。
誰か試してみて同じようになるなら疑ったことを謝罪せねばなるまい。