【0】てのひら怪談
<文章> −1 <体験> +1 <得点> 0
主催者が認めている形式で応募してきただけなのだから、応募者に非は全く無い。
私もQRコードを読める環境には無いのだけれど仕方がない。指示通りにすることで何とか
解読できた。何か一言言うとしたら主催者に対してであって応募者には素直に作品を評価して
いきたい。
一発怪談としてみた場合、文章に問題がある。
「厭悪」はおそらく「嫌悪」の誤植と思われるけれど、何度も書いているように一発怪談では
誤植は御法度。意味が判らなくなる。
二文目で怪異の存在を認めてしまって展開してるのがインパクトを弱めている主因ではなかろうか。
てのひらに顔があること自体が怪異なのだからそれが残るような文にすべきだったのでは。
さらにこれをわざわざ一発怪談にしない方が、つまりその顔の様子やどんな場でなのか、といった
肉付けをしていった方がより恐怖と怪異の存在感を増す内容だったのでは、という期待が
あるのだけれど。