【+4】横顔
<文章> +2 <体験> +2 <得点> +4
こいつは凄い。
何なのだろう、一体。
これだけの体験を二人同時にしているのだから大変貴重な事例である。
行動や立ち居振る舞いも人とは感じられず異形の怪しさが充満している。
文章も巧みでそいつとの取っ組み合いを念入りに書き込みながら緊迫感も
失ってはいない。読み応え充分である。
時代による街の闇がこの遭遇をより怖ろしいものにしているし、異形の
描写があまり出来ない、というのも納得がいく。この状況ではあまり
見えなかったろうから。
この雰囲気が今の若者に掴んでもらえるかどうかだけがちょっと心配だ。
まあ杞憂かもしれないけど。